2020/10/25 23:11

ご覧いただきありがとうございます。


コーヒーの焙煎をしているyour roasterです。


Googleカレンダーに焙煎したら記録をつけているんですが、1週間で12時間は焙煎しているそうです。

お客様に最大の感謝を

焙煎を支えてくれる家族に感謝

環境に感謝です


本当にありがたく存じます




今日のテーマは”コーヒーとわたし”


そんなに難しいことを伝えるつもりはないのですが、自家焙煎の販売をなぜ続けるのかということをお伝えできればと思ってます。


自家焙煎の初めは不純な動機でした。スペシャルティってお高いっ!自分で焙煎したらがぶがぶ飲めて最高じゃね??みたいなノリです。だって普通のコモディティのお豆さんがカ〇ディとかで200g500円くらいで売ってて、専門店のスペシャルティは200g1,600円するんですよ?いくら社会人とはいえ遠慮なく買える金額じゃなかったわけです。その時は浅煎りが美味しいとは思ってなかったし、今ほどフレーバーに理解もなかった。コーヒーにはまり始めたのが10年くらい前でその時はエチオピアとかケニアとか流行ってなくて、アフリカはトレーサビリティの無い豆を購入できるところなのかーくらいだと思ってました。事実そうだったと思います。


専門店に通いながら田口氏の2冊を読んで、コーヒーの化学とかいろいろ読んで一通りの知識を叩き込みました。そして手網焙煎を自宅のベランダで1年ほど続けます。手網ってすごい楽しいんですよね。豆の変化が視覚的に判断できるし、うまくやればちゃんとハゼのコントロールもできる。その時は豆の品質とかの概念はあっても活用できていなかったし、自分が飲む分には全然構わなかった。


そのときは手回し焙煎機を購入するか煎っ太郎を買うか悩んでて、どっちも中途半端なんじゃないかな?と思って買わずじまいでした。それからコーヒーの業界に足を踏みいれて、通販の受注担当をして、写真撮影をして、商品ページつくったり、新規モール出店とかを経験しました。焙煎を任せて貰えるようになって、生豆の発注とか在庫管理もして店頭販売の接客もしてました。今思えば楽しかったなぁ。常連のお客様と木工の話して、一緒にコーヒー飲んで休日の予定を語り合うとか・・・最高か。


エスメラルダのプライベートオークションも焼かせてもらったし、エルサルバドルのCOEも焼かせてもらった。1バッチ2万円の生豆投入するとか失敗できなさ過ぎて緊張したのもいい思い出です。一番嫌いな生豆はイエメンでした。美味しいくせに見た目がすごく悪かった。いやほんとに美味しいんですよ。でも毎年クオリティがころころ変わるし、熟度もばらばらで焼くのに困った困った。たまに飲みたくなる不思議なお豆さんです。


そんなこんなで今に至るわけですが、コーヒーを焼き続けたいという想いと、販売量がしっかり確保できれば独立したいというスケベ心が今の私です。


遠慮なくっ!!!辛辣なレビューもいただきたく存じます。

美味しくないっ!も美味しいっ!もどっちもうれしいお声です。悩める私の道しるべです。


生豆の仕入れの参考になるし、とても良いインスピレーションになります。



さてさてお豆さんの宣伝を。

エチオピアのナチュラルとウォッシュドはお楽しみいただけましたか?とても美味しいコーヒーだと自画自賛しております。派手すぎないベリー感のあるナチュラルと、飲みやすいレモングラスが印象のウォッシュド。今年のエチオピアも大変良いですね。焙煎していてうれしくなってきます。


ピンクブルボンを日々カップチェックしているのですが、リリースは1週間延期させていただきます。経年劣化でかなり印象が変わるのでテイストカードの作りこみが難しいのが一番の原因です。チェリーやライムが印象的ですが、ピーチなどの甘みのある酸味も楽しめるようになってきて久しぶりに混乱してます。超楽しい。


次はアナエロビコ飲みたい。精製途中で余計な加工してるんじゃねぇよっ!とか思っていた私ですが、飲めるロットも出てきたようなのでいいの見つけたら取り寄せたいと思います。農園主の方の努力を真摯に受け止めたいと思います。


こんな記事よみたい!とかありましたらツイッターでもなんでもお寄せくださいね。

次回は・・・なんの記事を書こうかしら